Lambic
ベルギー
自然発酵
黄金、琥珀
9-23
6.2-8.1%
ランビックは、エールとラガーに並ぶ3つ目の醸造方法「自然発酵」によるビールのスタイルの一つである。ラガーやエールのように培養された酵母ではなく、自然界に存在する酵母やバクテリアを用いて数年にわたり発酵される。伝統的には大麦麦芽と麦芽化していない小麦が用いられる。
この特殊なスタイルの発酵により、酸味が強く、ドライで甘さを感じないビールとなる。苦味も殆ど感じられない。ランビックにフルーツを加えて二次発酵させたフルーツランビックは色合いや味わいが多様になり、酸味も抑えられ飲みやすいものとなっている。また発酵年数が若いものと長いものをかけあわせたグーズ(Gueze)というスタイルもある。
ベルギー・ブリュッセルのエリア(特にパヨッテンラント)で作られたもののみをランビックと呼ぶことが出来る。北米でもランビックを作っているブルワリーがたまにあるが、あくまでベルギースタイル・ランビック(Belgian-Style Lambic)という事であって、定義からすれば正式なランビックではない。