みなさん、こんにちは。サンフランシスコのキャメロンです!
今回は、「ブルワリーといえばここ!!」といわれるくらい有名な「Anchor Brewing(アンカー・ブルーイング)」(以下アンカーと表記)にお邪魔してきました。
みなさんも1度は碇マークのビールを見たことがあるのではないでしょうか?
このアンカーは歴史のあるクラフトブルワリーで、なんとアメリカ初のクラフトブルワリーだといわれているそうです!
アメリカに移住したドイツ人のゴットリーブ・ブレクルさんが1871年に古い酒場を購入し、ブルワリーとしてはじめたそうです!!ゴットリーブさんまさにビールのゴッド(神)なんつって。笑
それはさておき、このブルワリーはサンフランシスコ中心地より少し離れたところにあります。最寄りのバス停はDe Haro St & Mariposa Stです。19番のMUNIバスを利用してください。このバス停はアンカーの目の前です。
バスが不安な方は、Uberまたはタクシーの利用をおすすめします(金銭的に厳しいって方は我慢してバスを使ってね。)
ちなみに私は徒歩で行ってきました、ゆっくり歩いても1時間半ぐらいで行けると思います。(ぶっちゃけ道中なにかあるわけではないのでおすすめはしません、とてつもなく暑かった。笑)
このアンカービール日本人にも馴染み深いものになりつつあるのではないでしょうか(筆者の勝手な想像です。)
実は、2017年8月にサッポロホールディングスがアンカーを買収、以来サッポログループの企業となりました!(拍手!パチパチパチ!!)
現在、日本でも首都圏の47店舗で3種類のアンカービールが飲めるみたいです!(やったね!!!最高!!!)
アンカーは完全予約制です。下記のホームページより申し込みを!(子供も参加可能)
ツアーは、パブリックツアー(1時間半)とプライベートツアー(2時間)の2種類あります。それぞれ空いている日付を先に選択します!
パブリックツアーは1人$25〜、プライベートツアーは1人$40〜です。アンカーのロゴ入りグラス($5)と、ロゴ入りオープナー($8)をオプションでつけることができます。
プライベートツアーは20人からしか申し込みできません。気をつけて!
名前、住所、メールアドレス、カード情報を入力します。(カード決済のみです)
さて、アンカーの外装はこんな感じ!
長い歴史を感じる建物です!でっかい工場って感じですね!
ところどころ、劣化しているところも。笑
はりきりすぎて早く着いてしまったので中に入れるか不安だったのですが、おもいきって入ってみました!
中に入ってみると、すぐに受付があります。イケメンお兄さんが対応してくれましたよ。笑
さっそく予約している旨を伝えると名前の確認とIDをみせてくれといわれました。ちなみにIDとは身分証明書のことですが、日本人はパスポート等(アメリカ在住の方は運転免許証等)を持っていくといいでしょう!(筆者は念のために持っていて正解でした!!)
チェックインを済ませると手首にリストバンドを巻いてくれました。
また「午後2時からはじまるから、併設しているレストランに行くといいよ」と優しく案内してくれました。併設しているレストランはこんな感じの建物で向かいにあります。
そんなに待つわけでもなかったので、先にギフトショップをみせてもらえるかときいてみたら、すぐに電話で確認してくれて「ぜんぜん、オッケーよ!」と、対応もとっても気持ちよかったです。(アメリカだと態度が悪い人もしばしばいるのが正直なところ。笑)
ギフトショップはロゴ入りのTシャツやパーカー、キャップからグラスやキーホルダーまで様々なものを販売していました!(シールは無料で3枚まで好きなものをもらえます。)
もちろんビールも買う事ができます。どんな組み合わせで、どの種類を選んでも6本で$10!!!!!!!!(破格です。)
ギフトショップのすぐ隣がテイスティング部屋。午後2時に近づくにつれて続々と人が集まってきました。30人くらいだったかな。
10分前くらいになるとなんとウェルカムビール登場!!!!ウェルカムビールはアンカーの代表、アンカースチームビールでした!!
午後2時になると、まずはお兄さんがアンカーの歴史の説明をはじめました。アンカーの成り立ちから、様々な困難の説明までいろいろでした(英語の説明がはやすぎてあんまり聞き取れなかった泣)。
30分たったころ、一通りの説明が終わってやっと移動して醸造所内の見学。
まずは、仕込みの部屋から。でっかい部屋でした!
次は、発酵部屋!これまた広い部屋で発酵タンクが4つありました。
この部屋に加えて、もう一つ発酵部屋がありました。
発酵部屋に着くまでにも様々な部屋がありました。
こちらが研究室のようなもの?
こちらがホップ室で、様々なホップが保管されていました。
次に階段を下りて熟成タンクへ。
熟成タンクの部屋は冷蔵庫のようになっていてとても寒かった!熟成タンクはこの大きさのものが全部で50タンクくらいあって巨大な冷蔵庫のようでした!笑
瓶詰めラインやアンカーが誇るビールのラベルフラッグが掲げられた廊下を通ってテイスティング部屋に戻り、いよいよテイスティング!
今回テイスティングの為に用意されたのは、ウェルカムビールで出されたスチームビールも合わせてなんとびっくり10種類!!!!!!
3種類ある瓶ビールはウェルカムビールを含めて全員に提供されました、7種類の瓶・缶ビールは自由にオーダーしてテイスティングします!(もちろん、醸造所内の提供なのですべて生ビール!!)
しかも、時間内であればどの種類も飲み放題!!30分以内に全部のむぞーーーーーー!!!!!!
酔っぱらってしまうかなと心配したそこのあなた!
安心してください!水も飲み放題ですよ!(古いか。笑)
今回、テイスティングができたビール(写真の順番で説明します)
※ウェルカムビールを含めます、時間内に飲めなかったものは名前と説明のみ
1)スチームビール(ウェルカムビールとして提供)
いわずとしれたアンカーの代表的ビール!ラガーとエールの両方の香りがして、色はきれいな琥珀色で苦みもそんなに強くなかったのですごく飲みやすかったです。
2)カリフォルニアラガー
こちらもアンカーの代表的なビール!ラガーの香りが良く、色は透き通ってきれいな黄金色で、見た目通りすっきりした味わいでした(個人的にこれが好き。)
3)リバティーエール
こちらはエールビール、エールの香りが香ばしくフルーティーなビールでした。少し酸味もあって、いいアクセントになっていました!
ここまでは、参加者全員に提供されました。(おそらく、それぞれ種類が違うもので代表的なものだからかな?違っていたらごめんあそばせー。笑)
ここからは、自由にカウンターで好きなビールをオーダーします(7種類!)
4)サマーウィート
こちらは夏季限定のビールでした!
ラベルのデザインが毎年変わるそうでサンプルの瓶にはラベルがありませんでした。ラガービールでカリフォルニアラガーよりもすっきり飲みやすい!まさに夏にぴったりの味わいでした。
ラベルももちろんですが中身も毎年違うそうなのでよく味わって飲みました。もう二度と同じ味のものは飲めないと思うと貴重ですね!
5)ブルーワーズ・ペールエール(CITRA HOP BLEND)
仕込み作業のかわいらしい絵が入った緑のラベルが印象的なペールエール、こちらは時間の都合上、テイスティングができなかった・・・リベンジします。泣
6)サンフランサイコ(JUICY IPA ALE BREWED WITH PEACH & APRICOT)
こちらはなんとファッションブランド、サンフランサイコとのコラボ商品!さすがファッションブランドとのコラボとだけあって、サンフランシスコの夕日をイメージしたおしゃれなデザインの缶ビール(サンプルは缶でしたが、瓶もあるそうです)。
名前の通りジューシーな味わいでした。笑 というのは冗談で、口当たりが良く少し濁った黄金色で後味に桃とアプリコットの華やかな香りが口いっぱいに広がる美味しいビールでした。女性の皆さんお試しあれ!
7)フォグブレイカーIPA
シンプルな碇マークのラベルが特徴のビール、こちらも時間の都合上テイスティングできなかったです!説明によると、きれいな黄金色で様々なホップを使用しているためたくさんのフルーツの味を思わせるビールだそうです!(想像するだけでよだれ・・・笑。絶対リベンジします!)
8)ポーター
見てください!真っ黒!(黒ビールだからあたりまえでしょ。笑)
こちらもビールが好きな人なら知っているのではないのでしょうか?コクがあって力強い味わいでした!一口飲んでみるとあらびっくり!チョコレートのような風味とコーヒーのような味わい!正直アルコール入りのコーヒーなんじゃないかと思ったほどです。不思議とクセになりそうな味でした!
9)オールドフォグフォーン(BARLEYWINE STYLE ALE)
こちらも時間の都合上テイスティングできませんでした・・・悲しい・・・
あとから調べて知ったことですが、バーレイワインとは「大麦のワイン」という意味で高価なワインをイメージしたビールみたいです。また、アンカーのものは「世界で一番美味しい大麦のワイン」ともいわれているそうで、調べれば調べるほどテイスティングしなかったのが悔やまれます・・・くやしいーーー!!!味は蜂蜜みたいな濃厚な味がするみたいですよ!
10)バレルエイジドビール(オールドフォグフォーン)
これまた、とんでもなく貴重なビールです!!
な、な、なんと樽で熟成されたビールです!このビールは、ラベルにビールの種類と熟成に使用した樽の名前と日付とアルコール濃度を手書きで記入する欄があって、今回提供されたのはオールドフォグフォーン!
樽で熟成させるとその樽の特有の香りがついてさらに違った味わいになるみたいですね!もうワインとかウィスキーの世界ですね!興奮がとまりません!!しかし!!!!これまたテイスティングを逃した!(何をしにいったのだキャメロンよ・・・)
と以上が今回提供されたビールの全種類でした、下調べが足りなかったために貴重なビールをたくさん逃したキャメロンは激しく後悔しました・・・泣
季節によっても提供されるビールが違うので余裕があったら、いろんな季節にいくといいですね。今回は夏でしたが冬にいくとクリスマスエールなるものが飲めるみたいです(クリスマスエールは毎年レシピもラベルデザインも違うそうで地元の人たちの楽しみの一つになっているみたいです)。
30分たった頃を目安にお兄さんから最後の一杯の提供のアナウンスがあり、続々と最後の一杯をオーダーしにいきます。アナウンス前から帰りたい方は帰ることができます。(もったいないからおすすめはしません。笑)
カウンターにチップを入れる場所が設けてありましたが、強制ではありませんのでご安心ください。アメリカ人でも払ってない人が何人かいましたし、払ってなくても場違いであったり、お兄さんの態度が悪くなったりするわけではありません。
のんびりと談笑しながら、家族でのんだり友人とのんだりして、みんな幸せそうでした!(筆者はしゃべる相手もいないので黙々と飲んでいました。笑)
ちなみにテイスティングはグラスいっぱいに注いでくれますが、飲み干す必要はありません、残したままカウンターに持っていっても新しいものと交換してくれますよ。(筆者は日本人特有のもったいない精神によりすべて飲み干してからオーダーしました。すばらしいもったいない精神!しかし貴重なビールを逃す!泣)
最後の一杯を飲み終えると、そのまま流れ解散のような形でした。
帰りにギフトショップに寄って、ビール6本とTシャツを購入し、あらかじめオプションでつけたグラスとオープナーを店員さんに言って受け取りました(グラスとオープナーはチケットとともにクレジット決済なので忘れずに店員さんに言ってくださいね!もちろんその場で追加購入もできます!)
今回は、クラフトブルワリーのパイオニアといわれているAnchor Brewing Companyにお邪魔しましたが、ツアーではビールの奥深さを体験することができました!
あんまりビールに詳しくないのですが、いろいろ試行錯誤してビールは造られているのだとしみじみ・・・感慨深いものです。
私が紹介したものは一部にすぎませんのでぜひ足を運んでみてくださいね。いろんな発見があるかもしれませんよ!
ツアーでは食べ物は提供されていませんので、食べ物が食べたいとおもったら、併設しているレストランに行ってみましょう(こちらは予約なしでも行けます)
それではまた!!