こんにちは。コロラドよりころらどままです。
今回ご紹介するBreckenridge Breweryは、コロラド州のブリッケンリッジとリトルトンの2か所に醸造所があります。
今回訪問したリトルトンの醸造所は、もともとデンバーのダウンタウンにあった施設が手狭になったため、カーネーション畑だった土地に移転してきたそうです。
広さはなんと12エーカー(東京ドームの面積と同じくらい)あり、コロラドのブルワリーの中では、かなり大きい方だと思います。
ロゴが入った門をくぐって左側には醸造施設とテイスティングハウス、右側にはレストランがあります。以前は畑だったことを意識しているのでしょうか、醸造施設は赤いサイディングの建物で、アメリカンな農場の雰囲気があります。三角屋根が可愛いウッディなレストランの名前はFarm House。
暖かい季節には屋外のフードトラックでビールとフードを購入し、テラス席で気持ちの良い風を浴びながら食事を楽しめます。
広いガーデンで、美しい山々を見ながらビールを飲んでいたら、ただランチをしに来ただけなのに、まるでキャンプにでも来たような気持ちになりますね!
Farm Houseのドアを開けると、オリジナルグッズのショップがあり、缶ビール、瓶ビールをはじめ、グラスからマグから水筒からTシャツから、セーターにジャージに帽子にタップハンドルまで、まあ色々なグッズが売られています。
ロゴマークが入ったTシャツは他のブルワリーにもありますが、ここはビール缶のパッケージデザインのものもあり、グッズの多さもトップクラスです。
奥に進むと、正面には沢山のタップがあるカウンター席。天井が高くて解放感があります。あの上の方のグラスは、どうやって取るのかしらん、、、テーブル席は、暖炉や木製のテーブルセットがカントリーな雰囲気を醸しています。
ここのブルワリーのビールはメインラインだけでも9種類あり、他にもニトロシリーズ、マウンテンシリーズ、季節限定ものなど、たくさんの種類があります。
メインラインの中で一番インパクトが強かったのが、Hop Peak IPA。一口目、強くて青々しいホップの香りが、口から鼻へと突き抜けます。この著しい爽快感は、ミント系のガムを噛んだ時の鼻に抜ける感じ、いやそれ以上かもしれません。体内で上昇気流が生じ、ちょっと腰が浮いたような気がします。苦みよりも爽やかさが勝り、苦みは全く気になりません。シムコーホップとシトラホップの柑橘系のアロマに加え、ルプリパウダーがホップの香りを引きたてているようです。
Avalanche Amber Aleは、ペールモルト、チョコレートモルト、キャラメルモルトのブレンドが生み出す、甘味のあるまろやかな味わい。Avalanche=雪崩、名前からしてコロラドを感じるビールです。(ちなみにブリッケンリッジはコロラドの有名なスキーリゾートの1つで、ブリッケンリッジの醸造所は、そのダウンタウンにあります。)
Mango Mosaic Pale Aleはモザイクホップとマンゴーのフレーバーがなんとも甘く爽やか。マンゴー系のビールは女子受け確実、外れなしです。
Vanilla Porterはマホガニー色のビールです。キャラメルモルトとミュニッヒモルトが使われていて、ローストモルトの深いコクにバニラビーンズの甘い香りが、コーヒーとデザートを頂いているような気持ちになります。見た目よりも癖がなくて飲みやすいのですが、食事と一緒にではなく、食後に頂くのが良さそうです。
さて、お食事の方はというと、とってもアメリカン!
どーんっと大きなハンバーガーはフライドポテトを添えて。
どーんっと大きなコーンドッグ(いわゆるアメリカンドッグ)にはどーんとポテトチップスを。
私はサラダにしようか、トッピングにチキンを乗せてヘルシーに・・・と思ったら・・・・
どーんっとフライドチキンが2ピースも!計算外!でも、どれも美味しかったです。
さらに、このブルワリーには、しっかりとした見学ツアーがあります。なんと90分!基本的には無料ですが、$3払えば、テイスティングビールが飲み放題。ツアー開始時間にテイスティングルームに行くと、もう早速飲み放題(訪問時には6種類のビールがありました)。会社紹介の後、醸造施設内を見学、その後また飲み放題です。WOW!!
夏には屋外ステージが設置され、ライブミュージックを楽しみながらビールが頂けるサマーフェスイベントが開催されます。ビールが美味しいのは勿論、皆で楽しんで飲もうよ!という気持ちが溢れたブルワリーなんですね。是非一度お運びください。