北米の最新クラフトビール情報をお届けします。

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ライター

どうも、Kengoです。今回は自宅でビールを作り始めるに際してのノウハウを何点か紹介させてもらいます!

日本ではまだホームブルーイングは違法ですが・・・・・、近々来るであろうその日を見据えて、皆さんも是非ご愛読して頂ければ!

情報集め

まず初めに、そもそもどこで情報を得るのか?
一番早いのはやはりネットです。ググれば大抵の事は簡単に答えが見つかります。北米ではホームブルーイング文化自体がある程度浸透しており、自宅ブルワーたちが集う掲示板のようなサイトも数多く存在します。先駆者たちが体験をシェアしている場所に簡単にアクセスできるので非常に心強いです。

他にも映像の方が分かりやすい人はYouTubeがあります。先述の通り北米文化ではホームブルーイングは一般的な市民権を得ている趣味なので、いわゆるチュートリアルビデオはブルーイングのどのステップにおいても充実しています。気になる人は是非YoutTubeで「Home Brewing」を検索してみてください。いかついおっさん達が嬉しそうに麦一杯の鍋をかき混ぜているビデオがいっぱい出てきます。

そして僕が個人的にお勧めなのは「読書」。そもそも私自身、読書自体がさほど得意なタイプではないのですが、暇な時にちょこっと知識を得られるという意味で一番アクセスが良いです。ネットでは実際わからない事に直面した瞬間でないと調べにくいですが、読書だと図鑑でも読んでいるような感じで事前に色々と知識を頭に入れられます。ちょっとしたバイブルではないですが、私は常に手に届くところにホームブルーイング本を保管するように心がけています。次回のブルーイングレシピなんかも、バイブル本からアイデアを得たりという事よくある話です。

器具の準備

知識を得たら次に気になるのが実際に使う器具。予算はどのくらいなのか?そもそもどこで買うのか?色々あるかと思います。
まずは予算。これは本当にピンキリな感じです。何もわからない最初は何を買ったらいいのかもわからないですし、本当に困ります。私が一番最初にホームブルーイングを始めた際に器具に使った費用はおそらくCAD$100(日本円約8500円程度)ちょい?だったような気がします。

費用を抑えるための個人的なアドバイスとしては、まずは簡易的で将来も持続して使える最低限の器具を購入すること。その後色々とプロセスを重ねていくうちに見えてくれば、自分のブルーイングに必要な器具を買いそろえていくのがベターだと思います。いずれにしてもケチらない事!

ビール作りの基礎中の基礎として覚えておかないといけないのは衛生面です。器具は一つ一つ消毒洗浄する必要がありますし、部品が腐ったり、洗浄しづらいような安い器具を下手に買って、後々ビール自体が細菌感染なんてことになればそれこそ本末転倒です。あれもこれもと色々器具を買う必要はありませんが、買うものはしっかり信頼できる質のものを買うべきです。

購入

材料はどこで買うのか?これも基本は近隣のホームブルーイング専門店、もしくはネットです。私が在住しているVancouverには有難い事にホームブルーイング専門店が3店ほどあるので、実際にお店に行って色々と材料なり機材なりを買いそろえます。ネットでももちろん同じような材料が手に入りますが、やはり実際に店に行けるならそれがベストです。お店のスタッフに色々と相談もできますし、お店にやってくる他のビール造り野郎共とも仲良くなれたりしますからね。材料費は1回のブルーイングで$50(日本円4000円ぐらい)前後が目安です。

ちなみに僕が日頃愛用している専門店が下記写真のお店、Centennial Home Brewing Supplies。基本的にオーナーさん一人で切り盛りしているお店ですが、最初にお店に行ったときはオーナーの愛想がちょっと悪いというか、いかついというか、怖くて何も質問できなかったのを覚えています。。。今や、お店に入ればいつもHey dude, Happy Brewing to ya!と迎えてくれるいいおじさんなのですが。こういう地域密着型?な付き合いができるのもホームブルーイングのいい部分なのかもですね。

少し長くなったので、今回はこの辺で終わります。次回はもう少し実際の作業工程についてもお話しできればと思いますので!