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一般的にビールは用いる酵母の違いから3種類に分かれるが、エールビールはそのうちの一つ。エール酵母を用いて醸造されるビールの総称である。

ちなみに日本の大手ビールメーカーが製造するビールは殆どがラガーでエールは馴染みが薄いが、海外では非常にポピュラーである。ビールのスタイルは世の中に100種類以上あると言われているが、その殆どはエールビールと言って過言ではない。特にクラフトブルワリーではエールが圧倒的に多い。

ラガーとエールの違いは「酵母の違い」に尽きると言ってよい。酵母の違いから製造プロセスや発酵期間も異なる。エールビールは発酵プロセスが進むと酵母が麦汁の上に浮かぶために「上面発酵」と呼ばれる。製法の特徴は、常温(15~25度)で時間をかけて製造される点である。常温・短期間で製造できるためマイクロブルワリーに向いた製法でもある。(一方ラガービールは、下面発酵で、低温で製造する)。

ラガーに比べてエールは実に個性豊かでスタイルが豊富。フルーティさ、モルトやホップの強さ、豊かな香りや味わい、小麦ビールなど多種多様なものが各ブルワリーで作られている。