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ホップはビールの主原料の一つ。ビールの風味に多大な影響をもち、エールビールで特に強い特徴とする「アロマ」と「苦味」を決定づける。

ホップを効かせるスタイルのビールでは通常「苦み」と「アロマ」用に異なるホップを使う。苦味用は麦芽とともに長く煮込むが、アロマは最終段階で香りづけで投入する程度である。

ホップには風味以外にも「雑菌の繁殖を防ぐ」「泡立ちをよくする」といった効能もあり、保管技術が現代ほど良くなかった昔はこのようなホップの機能的な一面が重要であったとされる。IPAのように遠距離の運搬で品質の劣化を防ぐためにホップを多く投入するスタイルも生まれた。

ホップの絵柄をロゴ等に用いるクラフトブルワリーが多い。IPAなどホップを効かせたビール銘柄のラベルにもホップの絵柄がよく使われる。またホップの品種を店名に使うホームブルワリー店も多い。

なおホップ生産国はアメリカとドイツだけで世界の50%以上を占める。その他、チェコ、イギリス、ポーランド、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、中国などがポピュラーな生産国である。

<代表的なホップ銘柄とその用途>
アメリカ産ホップ
アマリロ(Amarillo:アロマ)
アザッカ(Azacca:アロマ、苦み)
アポロ (Apollo:苦味用)
カスケード(Cascade:アロマ)
センテニアル(Centennial:苦味、アロマ)
シトラ(Citra:アロマ、苦み)

ドイツ発祥
マグナム(Magnum:苦味)
ノーザンブルワー(Northern Brewer:アロマ、苦み)
パール(Perle:アロマ)

イギリス発祥ホップ
ファグル(Fuggles:アロマ)
チャレンジャー (Challenger:アロマ、苦み)


ホームブルワリー店で販売するホップ銘柄