こんにちは。ころらどままです!
今回は、コロラドの州都デンバーの北西にある街、大好きなBoulderにやってきました。
ロッキー山脈の麓のこの街は、大きな岩を意味するBoulderの名前の通り、ボルダリングの聖地と言われる自然豊かな環境でありながら、カラフルで可愛いお店が軒を連ねる大きなダウンタウンがあります。
アウトドアブランドショップをはじめ、ポスター専門店、地図のお店、凧とおもちゃのお店、ハチミツ専門店、お茶専門店、キッチン用品専門店、アート雑貨のお店など、興味をひかれるお店が沢山。
さらに、アイスキャンディーショップ、ジェラートショップ、レストランも和食、アメリカン、メキシカン、イタリアン、地中海料理、多国籍料理、なんでもござれで、何度訪れても飽きません。オープンテラスのレストランでは、暖かい季節には(少しくらい寒くても)皆屋外で食事を楽しんでいます。
今回はBoulderのメインストリート、パールストリートのど真ん中にあるWEST FLANDERS BREWINGを訪問しました。凄みのあるライオンのロゴがクールです。
中に入ると、味のあるウッドフロアに赤レンガの壁、3階まで吹き抜けた開放感のある空間に、むき出しの電球がぶら下がっていて、なんだかブルックリンの古い倉庫を改装したお店、といった雰囲気。積み上げられた樽はウィスキー樽、赤ワイン樽、テキーラ樽で、この中でビールを熟成させているようです。
カウンター席はテーブル席とは趣がだいぶん違って、正面に銀色に光るタンクが並んでいます。工場のような景色の中でビールが飲めるというのは、ローカルブルワリーならではかもしれません。
壁には、ロゴのライオンが入ったグッズは、Tシャツ、パーカー、キャップ、グラスなどが並んでいます。
ここのビールは酒屋では見たことがありませんが、店内では缶で販売されていました。マジックで品名が手書きされているのに手作り感を感じます。
その横には、コロラドステートフェアの受賞メダルが飾られています。2012年に出来たブルワリーだそうですが、2014年には既にベルジアン&フレンチエール部門の銀賞を獲得、その後も色々な部門で受賞しているよう。見ているだけで、期待が高まります!!
さぁ、本題のビールです。
店員さんにおススメを聞いて、メニューの1番目、It was all a Cream…(It was all a dream…とかけている?)と、勢いのあるネーミングのPANK!を発注。
It was all a Cream…は、2018年のステートフェアのスタンダードアメリカンビール部門で金賞を受賞したビール。クリームエールは、エールのフルーティさとラガーのすっきり感をあわせもつハイブリッドビールだそうですが、これは、軽~い口当たりで、あっさり、なめらかでクリーミー。その名の通り、全部クリームだった、、、という感じ。くせがなくて、食事との相性は抜群です。
そして、ロックバンドP!NK を想起させるPANK!はパッションフルーツケトルサワ―ビール。パッションフルーツのフレーバーというよりは、香りもフルーツそのもの。そして、サワ―ビールだけに、とっても酸っぱくって、ビールかどうかも怪しい程、、、食事にはあまり合いませんが、刺激的で馴れ合わないところがPANKなのかも?暑くて喉が渇いたときにぐっと飲めば、一気に爽快になりそうな、夏の昼下がりにぴったりのビールです。
食事はアメリカン中心ですが、ポットパイなど、あまり他では見ない凝ったメニューも。そんな変わり種メニューのひとつ、ピッグインブランケットは、一口サイズにカットされたソーセージのパイ生地包みとコマ切れのピクルスが陶器のポットに詰め込まれた一品。ジューシーなソーセージとサクサクのパイ生地、まろやかな酸っぱさのピクルスが口の中で一つになって、、、、写真を見返すだけで、唾液が溢れ出そう!それに粗びきマスタードと液状のマスタードが添えられていて、どちらで頂いても、ああ美味しい!間違いなくビールに最高の大人の味です。
写真奥のマッケンチーズ(マカロニ&チーズ)はアメリカでは定番のキッズメニューですが、このチーズとマカロニだけの料理も、意外とお店によって味が全く違います。ここはパルメザンチーズがたっぷりの、マカロニ入りチーズスープといった感じで、とても濃厚でした。
5歳の娘はレジ横にあったライオンのロゴステッカーを、来ていない妹の分まで頂戴と言って2枚貰っており、その逞しさと満腹感に満足しながら、店を後にするのでした。