アメリカのクラフトブルワリーは近年爆発的な勢いで増えており、もはや他国を完全に寄せ付けません。
Brewers Associationの統計によると、2018年時点でクラフトビールを造る製造所は7346軒に達しています(日本は2019年時点で300~400軒ほど)。アメリカの人口は日本の2.5倍程ですが、クラフトビールに限っては日本の20倍以上もあるという事になります。
アメリカは単にブルワリーが多いだけで無く、注目すべきはその「増加の勢い」です。例えば2018年はわずか一年で850軒以上もブルワリーが増えているのです。
日本全体のクラフトブルワリーの約2-3倍をアメリカはたった一年で超えてしまいました。
今度はアメリカ国内の州に注目して見てみましょう。50州のうち上位10州をランキングしてみました。(Brewers Association の統計情報をもとにワンパイントで独自制作)
一位のカリフォルニアは二位のコロラドに二倍以上の差を付けて圧倒的。カリフォルニア州はアメリカで最多の人口という事もありますが、クラフトビールが盛んな西海岸を先導を切ってアメリカにトレンドを生んだ発祥地と言っても過言ではありません。
ちなみにカリフォルニア州(1位) 、ワシントン州(3位)、オレゴン州(10位)は全てアメリカ西海岸で縦に連続した州です。コロラドを含めると、西部4州だけで全米25%のブルワリー数を抱える計算になります。
なおシアトルのすぐ上には、カナダ中でもクラフトビールの勢い激しいバンクーバーがあります。ビール好きは北米の西海岸を縦断したら楽しく旅行できますね!笑