どうも、Kengoです。今回はホームブルーイングの基礎ステップについて少し説明させてもらいますね!
そもそもの話ですが、多くのホームブルワーは基本的にエール系のビールしか作りません。その理由はイースト菌の特性。基本的にイースト菌は2種類に分別されており、エール用のイースト菌とラガー用のイースト菌があります。エール用のイースト菌は室内温度(14℃~28℃くらい)を一番好んで活動を活発にするのに対して、ラガー用のイースト菌はかなり低めの温度(1℃~4℃前後)で活動を活発にします。簡単な話、ラガービールを作りたければ、1か月以上20リットル以上の液体が入った巨大なバケツを保管できる「冷蔵庫」が必要になるわけです。こういった理由上、一般的にホームブルーイングの世界で市民権を得ているのはエールビールなわけです。
あともう一つ基礎的な知識ですが、ホームブルーイングは大きく分けて2種類のブルーイング方法があります。1つ目はExtract(エキストラクト) Brewing、そして2つ目がAll Grain (オールグレイン)Brewing 。Extract Brewingは実際に使用するモルト(麦芽)の半分以上が既に液体、もしくは粉に抽出加工されたものを使用するの対して、All Grain Brewingはブルーイングに使用する麦芽全てが、加工されてない麦そのものになります。一般的にはExtract Brewingの方が、鍋のサイズも小さくて済むし(それでもでかいですが)、ステップも若干簡単かつ少ないので、初心者向けなブルーイング方法とされています。
ちなみに私は基本Extract Brewing派です。一人で作業を進めることも多いので、簡単かつコンパクトに済みますので・・・・。よくホームブルーイングをするなら絶対All Grain でしょ!という辛口な方もいますが‥‥、Extractも十二分に美味しいビール出来ますので、ご安心を。
まず最初のステップは煮込み作業!麦芽を鍋で温めたり、ホップを煮込んだりといった作業です。基本的にはこれが1か月以上にわたるビールづくりで一番メインの作業です。言い換えれば「ビールの出汁を作って、イースト菌を混ぜ込む」という作業になります。この作業時に、Extract BrewingとAll Grain Brewingで作業工程に大きな違いが出てきます。
このステップではまず、ステップ①にて抽出したビール出汁汁をイースト菌と醗酵させる→ある程度醗酵が進んだら、今度はビール汁が入っている容器を別のものへ入れ替える。という作業になります。目的としては、常にイースト菌が活動しやすい環境を整えるためといったところです。皆さん理科の授業で一度は習ったことがある「サイフォン」を使ってビール汁を移動します。
醗酵作業が終わったかどうかを確かめる作業です。簡単に言うと、ビール出汁汁の中にある糖分の比率がどのくらいなのかを図る作業になります。この比率が2-3日間一切変わらなくなれば、醗酵作業終了のサインです。ここにたどり着くのには約1か月ちょいの期間がかかります。
ここまで来ればあとはボトルに入れるだけです!といってもこの作業も色々とやらなければいけない事があるのですが・・・・それもまた後々詳しく書きますね。
最後にして1番大切な作業、ボトルの蓋を開けて中の液体を飲む。そして酔っぱらうという作業です。
今回は一通り作業工程を簡単にまとめてみました。一つ一つの作業については、また別の機会にお話しします。
今回はここまで!