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ライター

こんにちは、Yusukeです。
北米のクラフトビールを語るのに欠かせないのが何と言ってもIPA(アイピーエー)。インディア・ペール・エール(India Pale Ale)の略です。もはや北米のブルワリーやパブでIPAが無い所を探すのが難しいほど。ペールエールの王様です。日本のクラフトビールでもIPAは定番メニューですね。

とにかくホップを大量に使っている点が特徴で、このため通常より「苦さ」と「アロマ」が各段に強くなっています。そしてアルコール度数も高めに作られます。アロマを高めているため、苦味が強いにも関わらずフルーティーな印象があり、グレープフルーツを想像する人も多いかもしれません。ちなみにホップが効いている様を英語でHoppy(ホッピー)とよく表現します。ブルワリーではもう必須単語。

これが苦味&アロマの元「ホップ」。美しい!

とにかくホップの魅力がたっぷり詰まった北米で大人気のスタイル。ホップの風味が好きで、ガツンとパンチのあるビールを飲みたいときはIPAが一番。ビール製造では通常「苦み用」と「アロマ用」に異なるホップを投入しますが、IPAは何種類ものホップを製造過程で大量に投入します。

このクセの強いIPAにはまると・・

他のビールでは満足できない体

になり、中毒患者のようにひたすらIPAしか飲まなくなる人もいます。まさに「シャブ漬け」もとい「ホップ漬け」状態。

ちなみにIPAが単にホップが強くアルコール度数が高いだけ・・というイメージは正確ではありません。このスタイルにも様々な味や特徴のビールが生まれています。なにせホップが強くてアルコールが高ければIPAと言えなくもない・・という事で逆に半端ない数のバリエーションが生まれています。苦味の強さ、濁り具合、アロマの特徴、アルコール度数の高さも非常にバリエーションが多く、苦すぎて飲みにくいものから、すっきり飲みやすいIPAまで様々です。

西海岸で有名なStone BrewingのStone IPA。ホップのバランスが秀逸

ちなみに通常のIPAから個性を伸ばしたスタイルとして北米で有名なものはこちら↓

Imperial IPA(Double IPA通常のIPAよりも更にホップを強くきかせたもの。Doubleとありますが2倍どころか3倍ものホップは含まれているんではないかという強さ。Doubleの意味はホップが多いというイメージからだが、略称がIIPAとなりIが二つ重なるのでDoubleと呼ぶ、という噂も聞いた事があるが真偽不明。
Session IPA:アルコール度数を落とした(5%未満)、やや飲みやすいIPA
White IPA:小麦ビールでIPAの特徴を高めたもの。
Hazy IPA:無濾過で濁りが強めのものをこのように呼ぶブルワリーが多い

ちなみにIPAという名前の由来は、まだビールの管理技術が発展していなかった頃イギリスからインドへビールを海路で時間をかけて輸送する際に、保存性が高まるようにホップを多くいれた事が始まりで、そのインド向けに作られたビールという所から「インディア」という名がついたと言われています。

大勢に愛されるIPAですが、ポピュラーすぎてもはや名前の由来まで気にする人は居ない気もします笑